2017/04/25 / 英語勉強法
英語が苦手な人の英文法勉強法
今年は、お陰様で非常に忙しく、南女、滝、淑徳、愛知、また浪人生多数(KY塾、S台からが多数)、さらに社会人の方々など、幅広い層の方々が塾に通っていただいていおります。予備校の通年講座を取っているのに、わざわざ来てくれる生徒さんが多いです。
入塾者の方々のほとんどは、英語が苦手で、どうにかして英語を克服したい・・・という学生さんばかりです。また、最短で成績を伸ばしたいのでと言って、わざわざ授業を取ってガリガリ勉強してくれる学生さんもいます。
苦手な学習者さんに焦点を絞って書きたいと思いますが、共通点は「やたらと難しい参考書を手にしている」ことでしょうか。
そういった生徒さんは、みなさん初心者みたいなものです。単語を覚えいませんし、品詞の違いも知りません。英語をどう学べばいいのか全然わかっていません。
ハイレベルの参考書というのは、文法の基礎が固まり、単語力が上がった状態で使うものです。ほとんどの受験生は、基礎がないのに有名な本をやりたがります。英語の参考書で、有名な本で一から解説してくれているものはまずありません。というのも、有名な本はほとんどが大学受験の参考書だからです。
たいていの受験生がやるべきことは「中学レベル」です。
中学レベルを飛ばして高校レベルを始めるのは、骨が無いのに肉付けしようとする感じです。
自称受験生におススメなのは新中学問題集、シリウス、Winningなどの中学2年生からのテキストです。冠詞などは意外と詳しく、基礎の基礎から身につきます。一般動詞とbe動詞ができないレベルの人は中1の後半から始めてください。
①例文のポイント確認
②例文の構造を把握して和訳
③日本語を見て英語を言えるようにする
ちなみに、書く必要はありません。書くのはスペルが分かりにくいときだけです。
中学英文法を3年までしっかりやっておくと、英語の長文はある程度読めます。簡単な文章を読めるようになればこちらのものです。
長文の数を絞って読み込み・リスニング・英作文の訓練が同時出来ます。読解の速度はかなり上がり、聴けるようになると、かなり自信がつきます。
あとは時間との勝負です。コツコツと語彙を覚えていくしかありません。難しい文法などはあまり長文では出ませんので、とにかく基礎文法を固め、長文を読めるようにすることです。繰り返しになりますが、そこまでくればリスニングと英作文もクリアできる方法があります。
つまり、文法の基礎が固まると、学習の速度がかなり上がり、やる気も出ます。英文法の基礎は頑張れば、1か月で終わります。
英語が苦手な人は、英文解釈教室とか、ポレポレとか、ネクステージとか、そういう有名でみんなが使っているものをやらずに、とにかく基礎を固めてください。
まったく勉強してこなかった学生が相談できる先生無しに予備校に行くと、医学部受験などハイレベルな大学を狙う場合、通常は英語か数学で2浪します。どのように勉強すべきかわからないからです。
まずは基礎からガッチリ固めましょう。